#りはち さんの小説です。この作品のポイントはなんと言っても丁寧な催眠誘導シーンの描写ではないでしょうか。深呼吸やってみる?という問いかけから始まる二人の特殊な関係。まだ若干幼さの残る不安定な若い設定が微妙な関係で、催眠の特殊性を際立たせていると思います。いいように操られて色々な人を裏切ってしまい(酷い描写はありませんのでご安心ください)精神的にヘトヘトになったところでとどめを刺されてしまいます。
やっぱり催眠術の醍醐味は導入シーンだなと改めて思いました。