式フロンさんの小説です。電車内でOLに精通前の学生が射精させられてしまいます。朝の通勤時間帯に乗り合わせたOLにルーインドオーガズムを味あわされて精通してしまうのですが、その過程の描写が秀逸でした。特に中盤では手を玉と竿に固定されたまま動かさずに耳舐めと言葉責めでじっくりと性感を高められる描写があり、じわじわと追いつめていく様子を文字から強くあじわうことができます。最後は言葉責めとともにルーインドオーガズムを味わうことになるのですがお姉さんの目論見どおり性癖が歪んだんだろうなと納得できるラストでした。式フロンさんの作品のなかでは一番日常感があるので(絶対こんなことないけど)こんなことがあったらいいなと読者が妄想できる作品ではないだろうかと思いました。次の作品もとても楽しみにしています。